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I have a headache.
実は僕はちょっと変わった頭痛もちで、空腹頭痛というそうな。
血糖値が下がると頭痛やめまいが起こる。
といっても、週に1回起こるかどうか程度なんだけどね。
脳の血管でもつまってるのかと疑ってCTを取ったことがあるけれど、お医者様がそれを見ながらおっしゃるには、
「いやあ、きれいな脳してますよー」
とのこと。
脳を褒められたのは人生初で、どんな顔をしたらいいかわからなかったけれど……。
また別のお医者様がおっしゃるには、頭痛薬の使い過ぎによるものだとも。
なんにせよ、昨日は忙しさにかまけて昼食を抜いたせいで、中1の授業中に頭痛に襲われ、ふらふらに。
なんとか授業はやりとげたけれど、生徒に心配かけたなあと反省中です。
ちょっと強めの頭痛薬を常備しておかねば。
ともあれ、頭痛というのは厄介だ。
脳ってのは人間の本体だからね。
脳はいわばパイロットで、体は機体。
頭痛のときって体の自由だけでなく思考力も奪われるからめんどうだよね。
話は変わるけど、昨日体験授業を受けた小学生さんの保護者の方が、僕の小、中の同級生だったんですよね。
いやあ、僕も小・中学生くらいの子供がいるのが普通の歳なんだよなあとしみじみ。
新年度の目標は新中3全員合格と結婚にしようそうしよう。
うん、わかってる。
後者の目標は倍率2倍の西高よりも難しい。
嵐の中の合格発表
胸の内で膨らみ続ける期待と不安が、喉を伝って漏れ出してしまいそうで、男は口元を手の平で覆った。
会場へ向かう足取りは、借り物の下駄で行くがごとくにおぼつかない。
空には晴れ間が見えているのに、雨粒やら氷の粒やらが頭上に降り注ぎ、ならばと傘をさしたなら、途端に止んで光が差し込む。
自分の胸の内を天に見透かされ、からかわれているような気がして男は頬を掻いた。
会場へと続く坂の登り口では知った顔の同業者がビラ配りをしていたが、男は何食わぬ顔でその横を通り過ぎる。
坂の途中には男と同じような、絶妙な面持ちをした親子連れが何組か歩いており、誰もかれもが言葉を発することはなく、その視線はただアスファルトをなぞっているようだった。
『彼らがこの坂を降りるときにはきっと、満点の笑顔でありますように』
男はそう祈りながら、いくらかさみしくなった前髪を掻き揚げて、ちらりと曇天を仰いだ。
会場は例年と比べると人の数が少なく、空の具合のせいか、いくらか景色が色あせて見える。
男は人の群れの後方から辺りをしばらく見回したあとで、自分の生徒たちが肩を寄せ合っているのを見つけておずおずと歩を進めた。
緊張を隠すために笑顔を造り、生徒やその保護者と軽い会釈をかわすと、向き直ってまだ何もない校舎の壁を眺めながら、その時を待つ。
生徒たちの幾人かは潔のよい面持ちで何やら言い合っていたが、一方で男には耳鳴りしか聞こえていなかった。
この一年、行くな進むなと喚いても瞬く間に過ぎていった時間を恨めしく思っていた男だったが、このときに限って、その左手首に巻きついた腕時計の針は遅々として進まない。
やがて、右手の建物から面長の看板を抱えた男性が三人出てくる。
看板も三つ。
それらが校舎の壁に立てかけられると同時に、辺りが静かにどよめき始める。
看板にずらりと並んだ受験番号。
それを確認した者から順に、悲鳴にも似た歓喜の声をあげはじめ、その叫びはやがて会場を覆い尽くす。
男はただでさえ長いその体をさらに伸ばしてみるも、人垣に阻まれて看板を隅々まで見ることができずにいた。
じれったく思い、ついには飛び跳ね始めたあたりでやっと目当ての番号を見つけると、不安そうに背を伸ばしている生徒の一人の肩を叩く。
「おい、あるぞ。君たちの番号がある」
男は思わず、無粋にもネタばらしをしてしまうが、生徒たちはそれを信じることができず、人垣を分けてなんとか看板の前にたどり着く。
と同時に飛び跳ねながら戻ってくると、互いに肩を抱き合い、その身に降り注いだ未体験の幸福感に打ちのめされるように、頭を下げて声にならない思いを零す。
ある者は一年の苦労を思って感涙を流し、またある者は自分の力をもってすれば当然だと胸を張る。
それでいい。
たとえその栄誉の先に新たな苦難が待ち受けているとしても、今日この時ばかりは彼らが主役で、彼らを中心に世界が回っていなければならない。
男はその場で見つけることの出来たすべての生徒たちの破顔を確認し終えると、保護者への挨拶もそぞろに急ぎ足で自分の校舎へと戻っていった。
会場で見つけられなかった生徒たちに電話をし、軒並みの吉報を得たが、男は依然として不安げに窓の外を見つめるばかり。
まだ二人足りない。
男女一人ずつ、合格していればすぐに連絡をくれるであろうはずの生徒からの音沙汰がないのだ。
ひょっとすると、あるいは……。
電話機を眺めたり、窓辺に立ったりと落ち着かない。
男が気持ちを切り替えようと、各所への連絡のために携帯電話を覗き込んでから間もなくのことだった。
何者かの気配を窓辺に感じてふと目をやると、ガラスに黒い人影がべったりと張り付いている。
驚きの余り思わず男が立ち上がる。
しかし、その人影が両手を頭の上に掲げて輪となしていることに気付くや否や、男は猛然と校舎の外に飛び出した。
小説風に書いてみましたが、もう飽きました。
この拙文をここまで真面目に読んでくださった方はきっと良い人だと思います。
いやはや、M君とNさんからの連絡がこなかったから、めっちゃ心配したよ!
西も東も八頭も、みんな合格おめっと!
蓋を開けてみれば、皆相当点数高くてオーバーキル状態。
圧勝だったな!
今日はいい夢見れそうです。
いや、昼間にはすでに吉報の連続で夢心地だったけどね。
卒業生の皆さん、保護者の皆様、一年間、本当にお疲れ様でした!
魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ
怒涛の一年が過ぎ、僕はちょっと休憩中~。
この前の日曜に、正月ぶりにお休みしたけれど、なんだか落ち着かなかったぜ。
休み方を忘れてしまってはいかんなあと思いつつ、仕事が趣味みたいなもんだし、毎日楽しい。
いやそれにしても、昨日は打ち上げ直後だというのに、卒業生のM君が自習して帰ったのがスゴイ。
子供は毎日のように成長するからすごいし、こわい。
最初はどうやって勉強に向かわせようかって悩んだけれど、卒業生たちに関してはたった1年でほぼ別人になってる。
最後のほうはもはや勉強の鬼だったね。
「腹をすかせた人には、魚を与えるのではなく魚の釣り方を教えよ」なんて格言があるけれど、きっと君たちは釣り方を知った。
君たちは人生で成功するにはどうしたらいいか、若いうちから知ることができた。これは財産だ。
僕ももう少し早く成功の秘訣に気づいていれば、経済的にも精神的にももっと裕福になれたかもなあって、うらやましく思う。
努力すれば成功するとは限らないが、成功した人たちは例外なく努力している。
努力することは、成功するための十分条件ではないが、必要条件なんだなあ。
さて次は新3年生の番だ。
全員合格、取りに行くぞ。
祝卒業!
記念すべきブログの第一話が、本日行われた中3生の卒業パーティの話になるとは。
カフェ打ち上げ楽しかったね。
カメラマンをしてくださった保護者の方にも感謝です!
賑やかで、賑やかで、まさかこんなに沢山の生徒に囲まれて一年を締めくくれるとは思ってもみなかったよ。
そう、ちょうど一年前に開業したときにはこんなに生徒が集まるとは思ってなくって「どこの馬の骨かも分からんおっさんの塾に、生徒はほとんど来ないだろう。草でも食べながら生きてくか」くらいに考えていた。
でも、すぐに沢山の生徒が集まって、今までこの地域で塾講師として頑張ってきたことは無駄ではなかったのだと報われた気分だった。
そして今日も、生徒たちから寄せ書き&高級スリッパのプレゼントをいただいて、胸が苦しいほどに嬉しかった。
せっかくの卒業パーティーなのに、僕がお祝いされているような気分になり、普段悪役に徹している身としては、真意を読まれていたような気がして照れてしまった。
さて、間もなく公立高校の合格発表。
いつも言っているけれど、合格したらその手柄は全て君たち自身のものだ。
「先生のおかげで」なんて言わなくていい。
とはいえ、支えてくれた家族への感謝は絶対に忘れずに。
ともあれ、今日は卒業生たちを喜ばせるつもりが、僕の方が嬉しいことばかりで、本当にありがとう;;
最後に、君たちは本当によく勉強したね。
正直、最後の3か月なんて「やりすぎじゃないか……?」なんて若干体調のほうが心配になった。
僕は君たちを尊敬する。
いつも周りの評価を変えるのは、君たちの姿勢と努力だ。
そしてその姿がまた、周りの人たちの姿勢も正すんだ。
君たちはもう、努力なしに理想だけを語る子供ではなくなった。
卒業、おめでとう!
一方、最近は中2生でメキメキと成績を上げている生徒が沢山。
中1の西中組も学年末テストで軒並みに点数を伸ばしていたので「平均点が高かったのかな」と思っていたらむしろ逆で、低かったことにびっくり。がんばったんだなあ。
なんだか色々といい感じで、先生もみなぎってます。
ようし、春期講習でも周りに差をつけるぞ。