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ビリギャルの感想
表題の通り、最近やっと気になっていたビリギャルを観た。
名古屋を舞台としていて、愛知で10年を過ごした僕としては懐かしの場所が沢山映って嬉しい。
成績学年ビリのギャルが熱心な塾講師の元に弟子入りをし、猛勉強の末に慶應義塾大学に合格するというストーリーなわけだが、ネット上では色々と叩かれたりもしているようだ。
『大した奇跡じゃない』というネット上の意見については、僕もある程度共感する。
大手予備校においては、この程度の奇跡は年に数回は起こっていることだろう。
さらにいえば彼女が合格したのは英語と小論文のみで合否を判定する試験であり、それに向けて科目を相当に絞って勉強をしていたわけだ。
学校の授業においても、入試に関係ない科目の授業はほぼ無視をして一年半も受験科目だけを猛勉強したわけだから、合格の可能性は十分にあったことだろう。
また最近ではAO入試(学科試験をほぼ課さない、一芸入試のようなもの)の訓練を専門とする塾も多く、そういう塾ではこの手の奇跡が多分に起こる。
もしビリギャルが複数科目を必要とされる難関国立大学を目指していたのなら、現役合格はまず不可能だったことだろう。
さて、彼女の合格を奇跡と呼ぶのはいかがなものか。それには同意。
だが、それをもって批判している人は少しこの物語の見方を変えるべきかもしれない。
彼女の合格はささいな奇跡だが、些細であっても奇跡をおこすためには途方もない努力が必要だということが映画を観た子供たちに伝わるのなら、それだけで十分に価値のある映画と言える。
ビリギャルの行った努力は、決して誰かに否定されるべきではない。
『大した偉業でもないのに脚光を浴びているのが気に食わない』と感じる人が多いのだろうが、少なくとも僕はあのドラマを生徒に見せたいと感じた。
映画に感化された生徒たちが将来を少しでも真面目に考えるようになってくれれば、儲けものだ。